医療者の当たり前VS患者さんの都合(理由)の溝

歯科医師:「メンテナンスに来ないとまた悪くなりますよ」

患者さん:「行こう、行こうと思っていたのですが、つい・・・」

歯科医師:「だから来ないとダメっと言ったじゃないですか!!」

患者さん:「・・・無言・・・」、「また怒られた」

このやりとりのような経験をお持ちの方もいらっしゃることでしょうね。

この関係をクリアしないと虫歯や歯周病を治すことはできません。

定期的に歯科医院に来院してもらうよう患者さんの受診行動を買えてもらう事も医療者には非常に大事ですが、ほとんどの先生はその方法を知りませんね。

大学教育もないと思いますし、私も大学では習いませんでした。

哀しい事に知らないから、上記のような対応を患者さんにしてしまうのではないかと推察されます。

よって先生の要求に従う患者さんを「良い患者さん

そうでない患者さんを「悪い患者さん」と決めつける傾向があります(*_*;

患者さんにとっては非常に迷惑な話です。

限られた診療の中で、数十名の患者さんと話をして治療をするのですが、医療者は患者さんとあらゆる見解に相違があることに気がつくことがスタートラインです。

これが分かっていれば、患者さんとの対話も違ってきます。

ひまわり