「食べたら磨いて」のフレーズが招く誤解って知っている?

食べたら磨いて!」と今まで歯科の先生から言われたことないですか?

っと、横浜南区長島歯科クリニックでの歯周病治療をしていて患者さんによく尋ねます。

患者さんはほぼ100%「ある!ある!」とあると言いますが、

このフレーズによって食べかすが歯周病の原因と誤解を招く結果になります。

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え?違うの?何で?とは聞いてくる患者さんほど歯周病を改善したいと思っておりますね。

歯周病の本質は細菌が起こす病気です!「食べたら磨いて」と言われるから

食べかすが誤解を招く原因となるのも無理はありませんね。

もっと分かりやすく言いますと

細菌の活動は食物の糖分をエサにして高まり、時間が経つにより歯の表面に細菌層が

できる。舌で触ったときのネバネバ感が出てくる。

よって飲み会、忘年会で飲んで食べたりすると歯を磨きたくなるのは細菌にエサを

与えているのですよと患者さんに説明しております。・・・超重要

 

 

(結論)

①たとえ不十分であっても一日三回磨いたほうがいい。磨く回数を増やす方がいい。

②朝と昼の歯磨きは食べかすを落とすつもりでもいいが夜の歯磨きは、しっかりと細菌を落とすつもりで磨く。

 

参考文献

歯周治療はまずブラッシング

渡邊 達夫

岡山大学大学院医歯学総合研究科口腔保健学分野