一般歯科

長島歯科クリニックでは治療をはじめるにあたり、患者さんのお口の中の状態をお調べし、必要な治療方法について十分に説明を行います。 私(長島)は患者さんを自分とは異なる独自の価値観、考え方をもった方であることを尊重して、インタビューに心がけております。
特に次の事を聴くようにしております。

① 現状について何が問題なのかについての患者さんの考えや感情

② その問題についての患者さんの感じ方、特に口の中対する将来への不安

③ その問題に対する歯科治療への期待 患者さんと医療者との垣根(ギャップ)をとるようにしております。

 

治療の流れ

コンサルティング(初診)

当院では、「歯のコンサルティング」を標榜しています。まず、専用のカウンセリングスペースにて患者さんの症状、ご要望等をうかがいます。その際、歯の仕組みや今後の進め方などをじっくりと話し合います。

主訴の処置・検査

痛みがひどい場合や緊急の処置が必要な場合は、その部分を緩和する処置を行います。また、レントゲンなどを使用し、必要な情報を収集します。病巣の状態を多角的に確認し、治療箇所を特定していきます。

診断・治療

検査内容を基に現状と治療の方針をご説明し、より具体的な治療計画を立てます。いくつかの治療方法がある場合には、そちらもご提示します。
治療の際には十分なご説明をいたしますが、気になる点はお気軽にご質問ください。

定期健診・予防

虫歯や歯周病にならないために最も大事なことは日々の「予防」です。半年に1度はご来院していただき、歯周組織・歯・修復物のチェックを行うことをおすすめします。

当院で行う虫歯治療について

長島歯科クリニックでは、歯を残すための治療方法として①MI治療、②レーザー治療、③予防歯科を実施しております。

  • MI治療方法とは、Minimum Interventionという英語の略で、日本語で言いますと削る範囲を最小限にする治療の考え方を取り入れております。

従来通りの治療では「虫歯になったら歯を削って詰める」また悪くなると「神経を取って大きな銀歯が入る」さらにダメになると「抜歯して入れ歯」という一般的な悪いパターンに陥ります。

そこで長島歯科クリニックでは、詰め物の精度にこだわっております。

精度とは歯間ブラシではなくデンタルフロスで歯垢管理(プラークコントロール)が出来るレベルです。 

それにはZEISS社の双眼ルーペ(4.5倍)とLED照明を併用使用しております。(結構重たいです、1時間の使用で首が痛くなります。)

 

このように大きく見ることができますが、トレーニングが必要です。

 

このように歯と詰め物(銀歯やセラミック)に段差ができると
虫歯が大きくなって再発し命取りになってしまいます!

①MI治療の考え方で出来る限り最小限に削って、

②レーザー治療で弱まっている歯に充てて虫歯になりにくくして強化し

③予防歯科で虫歯や歯周病の発生を防いでおります。

①MI治療の最小限の削る方法の一例として

大きな虫歯がある

齲蝕(虫歯)検知液をつけて削る範囲を特定する

虫歯部分だけを選択的に削れます。
削り過ぎ防止になる。

完成

②レーザー治療とは?

スタッフもレーザー用のゴーグルを付けて介助をします。

虫歯の成り立ちは?

虫歯とは虫歯菌が作り出す酸によって歯が溶かされる事で発生します。

 

レーザーのメリットとは?

レーザーにより歯の表面を照射し、フッ素を塗ることで酸に溶けにくい歯をつくることができます。レーザーとフッ素で強化した歯は通常の歯よりも約10倍の強度を虫歯に持ちます。

しかし全く虫歯にならないわけではありません。毎日のブラッシング、歯のケアが大切なことに変わりはありません。

 

作用機序は?

お口の中は食事をしたり、砂糖の入った飲み物を飲んだりすると酸性が強くなり、歯の表面のエナメル質が溶け始めます

Nd:YAGパルスレーザーでエナメル質に照射しフッ素を塗ると、通常より10倍ほど酸に溶けにくくなります。
また虫歯になりかけの部分はこの方法で元通りのきれいな歯に戻すことができます。

 

レーザー治療の詳細をみる・・・

★参考文献Ⅰ

Nd: YAGレーザー照射とフツ化物塗布の併用による歯根面の耐酸性付与に関する研究
永井 伸頼
愛知学院大学歯学部歯科保存学第3講座

 

★参考文献Ⅱ

レーザー照射によるエナメル質初期齲蝕の進行阻止および再石灰化促進への効果について
森岡 俊夫 , 田篭 祥子, 稲井 裕子
九州大学歯学部予防歯科学教室

③予防歯科について

成功させる鍵とは?

高度な歯科技術を駆使してフロスの出来る適合のいい修復物を入れても、歯科医療者のコミュニケーション能力が低いために患者さんが歯垢管理(プラークコントロール)の必要性を感じてくれないと結果として再発を起こしてしまいます。

◎ コミュニケーション能力の高い歯科医師
◎ 高い歯科的知識・ハイレベルな歯科治療技術

具体的な方法としての予防歯科で虫歯や歯周病を防ぐためには?

ポイント1:患者さん一人ひとりのリスクを調べること(治療開始+治療中)

 一人ひとりの虫歯や歯周病のなり方(原因)を調べることが大丈夫です。原因に即した治療方法で臨むこと。

ポイント2:継続的なケアを行う(治療後)

患者さんが自分の歯は自分で守っていくという気持ちをもってくれて医療者からのアドバイスのもと、患者さんとの良好なコミュニケーションの元患者さんは自宅でケア(セルフケア)をしっかりと行うことが大事ですよ。

 

<初診> 2009/03/23歯周病予防プログラムを実施

 

診療の流れページも併せてご覧ください。
※ページ中ほどに、歯周病治療予防プログラムって普通の歯磨き指導と何が違うのだろうか?がございます。

<メンテナンス中> 2010/09/214ヶ月毎に継続的にレーザーによる歯周ポケット内の歯垢除菌を行う
(費用:¥6,600)
レーザー治療についてはこちらもご覧ください

<現在の状況> 2019/11/02

結論から申し上げますと、治療の良し悪しは、その歯科医師、歯科医院を信じるしか方法がないのが現状です。

それは歯の病気である虫歯や歯周病には自然治癒力が働かないからです。

長島歯科クリニックも、完璧な医院とはいえませんが、皆様の信頼されるように、スタッフ共々に日々精進しております。