患者さんの話を「よく聴く」VS「ふつうに聞く」のちがいとは?

患者さんの訴え⇒「歯を白くしたいとホワイトニングを希望」

①「ふつうに聞く」バージョン

ホワイトニングの種類の説明
期間
注意事項(コーヒーやカレーなどの色の濃い食べ物の注意)

②「よく聴く」バージョン

・私:長島の質問⇒どうしてホワイトニングをしたいと思ったのですか?

・患者さんのコメント⇒仕事でお客さんと話すことが多いのでタバコのヤニや口臭(彼女から言われた)が気になり雑誌でホワイトニングを知った。

虫歯や歯周病も気になっていてホワイトニングをすれば歯が強くなるのではないかと思った。

・私:長島 ⇒ 患者さんとの話でホワイトニングでは患者さんの本当の願い・希望は叶わないと思われた。

よってホワイトニングをしないで、虫歯や歯周病の原因が分かる精密検査に進んだ。

・患者さんも仕事が忙しいが有休を取って来院の約束。

分かって頂いたと思いますが、医療者の患者さんと向き合う姿勢にとって患者さんの歯の一生を左右する結果にもなります。

怖いくらいに本当に圧倒的に違います。

傘と長靴