院長ブログ

           

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2022年7月6日

デンタルフロスの普及率の低さが歯周病の原因か?!

【デンタルフロスの普及率の低い日本人】

 このブログを読んでいる方は、デンタルフロスの事を知っているかと思います。

 予防先進国の欧米諸国では自宅での歯周病予防においては

デンタルフロスが推奨されております。

しかし我が国日本においてはプラークコントロールの指導は

歯ブラシが中心で歯間部の清掃が不十分であることは否めません

 1997年のWHOデンタルフロス使用状況の調査報告書によると、アメリカやニュージーランドではフロスを知らない方は4%以下、日本では75でした。

 

このギャップを埋めないと日本人から歯周病はなくならないでしょうねぇ

 

【デンタルフロスをしない患者さんの理由は】

① 時間がかかり嫌だ!
②歯ぐきを傷つけそうで怖い
③定期的なメンテナンスに来ているから,必要ないと思っている。
④自分は不器用だから
⑤歯ぐきから出血するから怖いし嫌。それに痛いから。

 ①~➄の内容はすべて解決可能です。

当院では、歯科衛生士が皆さんの口の中の清掃状況や、手先の器用度合いにより清掃道具の選択を指導しております。

いずれにしても、歯周病治療や予防においては歯ブラシに加えて歯間清掃が大事ですね。

デンタルフロスの使用は第一選択ですよ。(歯間ブラシよりも)

 

【デンタルフロスの使用状況】

(平成16年厚生労働省国民健康調査より)

歯の間は、唾液による自浄性は低く、歯ブラシだけでは十分に清掃ができません。

よってデンタルフロスや歯間ブラシが必要になります。

どんなに多くても30代~40代で30%ですね。
悲しい現実ですね。

ずっと元気な歯を一緒に!
横浜市の歯医者